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第一部の第六話です。

少し間が開いてしまいましたが、『教誨師、泥炭の上。』の第一部第六話、できました。ようやく事件らしい事件が始まります。

当然だけど、ちょっと仕事が厳しくなると、更新ペースががっくりと落ちてしまいます。以前に書いたものをほんのわずか手直しするくらいなのになぁ。あと三話で第一部が終わるので、なんとか。

追記には冒頭20行。よろしくお願いします。


 二月中旬のある日、久しぶりに、綾川睦月が公安課テロ対策班のオフィスに顔を見せていた。現班長の塩谷仁と、オフィスの隅で、パイプ椅子に腰掛けて話し込んでいる。二人とも一九〇cm近い巨漢であり、隅にいても、室内がずいぶん狭く見える。
「それで、最低でも一人、できれば二人、人員を補充したい。今のままじゃ、ちょっと裁ききれないのでな。」
「用件は分かったが、すぐに現場に出せる人間となると、うちでも貴重な人材ということになる。ほいほいとは出せないぞ。」
「分かってる。だから、出向は来週以降でいいんだ。」
「おいおい、一週待ったら状況が変わるってわけはないんだぜ?」
「ああ。もちろん分かってる。」
「まあいい。ちょっとメンバーの意見も聞いてから返事する。」
「無理を言って済まない。」
「それにしても、組織さんもあっけなくばらけたもんだな。」
「まあな。ただ、ばらけ方が問題でな。組織の規模からすれば、あそこで戦闘に加わっていたのはごく一部、大半は事件後、潜伏を続けている。テロリストがネット上にばらまいた情報のせいで、本名に仮名、顔の画像まで流出してる状況だ。表だっては動けないからな。」
「だったら多少は楽なのか?」
「そうでもない。潜伏するメンバーを束ねようとする連中が現れた。」
「目的は、組織再興か?」
「そうかもしれない。だが、別の目的かもしれない。組織の連中は、十分に訓練された特殊な……


何故かおっさんくさい(登場人物がだけど)出だしになりました。第六話、よかったらみてやってください。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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