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第三部第八話「帰還」

第三部第八話(最終話)、アップしました。

昨年末に多少の準備をして、1月からアップを開始しました。もともと、別のURLにて、ニセキの数少ない友人のみに公開情報をお伝えするようなかたちでアップしていたものでした。多少、多くの方の目に留まればと思って、作品を修正しつつこちらで公開してみました。

途中、震災が起こり、未だ復興の道が始まったばかりというような状況の中、こんな作業にどんな意味が、と自問自答もしましたが、自分は(作品の出来不出来はどうであれ)書かねばいられない人のようです。

第四部は、まだアイデア段階もいいところですが、考えていないわけではありません。いつか、どこかでお目にかけられるよう、少しずつ作ってみたいと思っています。

それまで、誤字脱字の修正等を除けば、ほとんど更新もなくなるかと思いますが、このブログサイトは維持していこうと思っています。それから、FC2小説の方で短編をアップしていますが、そちらも維持していこうと思っています。

こちらの「教誨師」の方と、短編の2本、読んでみると同じ人が書いたとは思えないようなばらつき具合で、それがいいのか悪いのかは自分には全然分かりませんが、いらっしゃってくださった方の気分転換にでもなれば幸いです。

また、どこかで。

追記にはいつも通り、冒頭二〇行、貼っておきます。


 相馬みさをが、数年振りに都内を訪れていた。
 麻布第一病院の個室、相馬ひなが眠るベッドの横に、みさをはただ、付き添っていた。
 あのとき、命に替えても護ると誓ったいとしい娘は、覚醒の衝撃にみさをを跳ね飛ばし、山野へと駆け込んでしまった。森田ケイに助け起こされて後、みさをはしばらく気を失っていたが、やがて目覚めると、そのまま地面に座り込み、相馬の古き巫女としての、最後の務めに入った。
 相馬ひなを、死なせてはならない――。
 全力で、その祈りを、駆け回るひなに届けようとした。
 しかし、相馬ひなの苦悩と絶望は、深かった。
 みさをは、泣いた。そして祈った。鬼斬りに訴えた。涼子の霊に訴えた。
 そうしてようやく、ひなを正気に戻すことに成功した。
 しかしそれは、果たして自らの力であったのだろうか。
 今となっては、それが、みさをの祈りの力によるものだったのか、ひな自身の力によるものだったのか、あるいは、それ以外の何者かが手を貸してくれた結果なのか、確かめる術はない。ただ、事実として相馬ひなの魂は、狂乱の時を乗り越えてこの世に踏みとどまり、鬼を斬り、そして、今ここで、一時の眠りについているのだ。
 そうしたことを何度も思い返しつつ、みさをはただ、ひなのベッドのそばに座っていた。
 相馬ひなは、夢の島での激戦の後、意識を失い、この病院に搬送された。傷つき疲労し尽くしていたはずの九条由佳と水原環が、自分らの回復も先送りにして、相馬ひなを霊的に防護してくれたという。……


続きはお手数ですが、pdfで。>第三部第八話

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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