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第三部第一話「すべては優しい絶望に始まる」

教誨師、泥炭の上。第三部第一話をアップしました。

アップの準備(改訂)を含め、ちょっとだけお休みしていました。

その間、
 ・ 裏庭にスタイルシートを追加してみたり、
 ・ 似非時代劇始めてみたりと、
それなりに充実した数日間でありました(と言いますか、スタイルシートは仕事でDreamweaver使え(じゃなくて使っていいよ)って言われてじゃあ練習しておこうということで自分のサイトで試しただけなのですが)。

ようやくアップ再開、第三部スタートです。

追記にはこれまで通り冒頭二〇行。


 朝から、厳しい残暑の日だった。都内でも奇跡的に緑の多く残る相馬邸の周辺でも、午前のうちにあっさりと三〇度を超え、真夏の暑さとなっていた。だがそれも、あと数週もすれば、終わる。実際、ここ数日はじっとりとした蒸し暑さではなく、乾いた暑さが続いていた。
 相馬の屋敷の北棟二階の、自らの執務室で、この館の一人娘、相馬ひなは机に向かっていた。その傍らでは、メイドが一人、艶消しの黒い布地に、光沢のある黒い糸で刺繍を施している。夏の終わりには似つかわしい、静かな昼下がりであった。
 相馬ひなが、椅子の上で伸びをした。
「宿題、終わりましたか?」
「ええ。やっとね。この夏は、いろいろあったから、気がついたらだいぶ溜まってた。」
「そうですね、ほんとに、いろいろありました。お仕事の方で、復活もされましたし、このお屋敷が戦場になったりも。」
「そうね。しまいには、お友達に刺されたり、ね……。」
 八月一三日、相馬ひなは、同じ高校に通う「友達」に、新宿のデパート内で刺された。傷はもう、ほぼ癒えたが、そのことは、今はこうして明るく振る舞っているひなの心に、重大な亀裂を与えてもいた。ひなが小学生の頃から仕えているメイド、青木はるみに対しても、妙に高圧的になったかと思うと、声をかけても大丈夫と言うばかりで、何も相談してくれなくなったりもした。
 そんな数日が過ぎ、またそんな数日の中でも、ひなは、依頼された仕事だけは遂行した。その間、ずっと傍らで見守りつづけていた青木は、一つのことに気がついていた。お嬢様は、無理矢理にでも独り立ちしようとなさっている、これまでずっと、お側に仕えていた自分さえ、……。


続きはお手数ですが、pdfで。>第三部第一話

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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