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第二部第一四話「八月一三日まで、八月一三日から」

第二部第一四話、できました。

第一三話の方で修正漏れがあったりして、その作業をしたりしつつでした。

あと一話で第二部も完結します。途中で気持ちが折れるかと思ってたけど、何とかここまで来ました。あと一話、プラスさらに文庫本1冊分。がんばります。

何の修行なんだろう……www

いつも通り、追記に冒頭二〇行。


 八月の八日から三泊四日で、相馬ひなは家のメイド等と沖縄に遊んだ。ただの慰安旅行という目的であったから、気の置けない者たちと水着を着て東シナ海に浮かび、一日三度土地の美味を食べ、ホテルのゲームコーナーで青木はるみ等と対戦する以外、特に何をするでもなく、どこに出かけるでもなく過ごした。メイドの中にはメジャーな観光スポットに出向いた者もあったが、ひな自身はずっと、ホテルの敷地内とビーチの往復だった。相馬ひなには、どんな観光スポットよりも、自分の屋敷のメイドたちと話をし、彼女たちの素顔に触れることの方が何倍も楽しく、また大事なことの気がしていた。
 夜になると、女ばかりの気楽な旅でもあり、主人である相馬嶺一郎のお手つきとなった青木はるみを被告とした、楽しくも生々しい裁判が行われたり、その被告が急に証人の一人となっての、ひなお嬢様の初々しい恋路についての情報交換会が行われたりもした。未成年でありそのため素面でもあるひなには、ほろ酔い加減で遠慮のなくなった年上女性一〇名以上に囲まれ質問責めに遭うという厳しい状況ともなったが、半べそをかきながら、異様にご機嫌なメイドたちの相手をしたのも、翌日になれば楽しい記憶になっていた。ふだんはしとやかで慎ましやかなメイドたちのありのままの姿を見たようで、初めて同じ女として打ち解けあえた気がした。
 ただ、沖縄最後の晩には、アルコールで軽く目の据わった青木はるみが、「お嬢様いわく、お嬢様のお体はあの憎っくき森田ケイのものだそうでございますが、唇はお嬢様のものだそうですので!」と仁王立ちで言い放ち、その上ひなを押し倒しながら強引にキスをするということが起こった。そのため、我も我もと相馬ひなにキスをせがむメイドたちの列ができ、そして実際に次々と唇を奪われたことだけは、しばらくは軽い悪夢として記憶に残ってしまいそうであった。ひなが真っ赤になり涙目になって青木はるみに抗議したことが、さらに……


続きはお手数ですがpdfで。>第二部第一四話

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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